母と買い物に行った帰り、車の中で子供の頃の話を聞きました。
母は今年83歳。
そんな母が子供だった頃だから、70年ほど前のことです。
現代のようにゲーム機はないし、テレビもようやくNHKが本放送を開始したぐらいの頃。
当時の遊びと言えば、海で泳いだり山で走り回ったりだったようです。
そんな子供時代を過ごしていた母ですが、当時の女の子たちの間で流行っていたことが、券を集めてもらえる児童文庫。
キャラメルのおまけとして付いていた文庫券を集めて送ると、好きな児童文庫がもらえたそうで、それを読むのが楽しみだったと。
学校で誰かが読んでいるとみんなが集まってきて、頭を突き合わせて読んでいたそうです。
次のページをめくろうとすると、まだ読んでいない人がページを抑えてめくらせないようにしていたとか。
そのキャラメルのメーカーが、「カバヤ」だというからびっくり!
カバヤと言えば、私の中ではチョコレートのイメージが強いのですが、サイトを見ると『ジューC』を発見!
子供の頃によく食べていたけど、カバヤの商品だったとは知らなかった。
創業が1946年、77年続くメーカーだったんですね。
「子供たちに夢と希望を」
1946年の創業以来「子供たちに夢と希望を」の精神を持ち、お菓子作りを進めてきました
カバヤ食品 ホームページより
終戦後の物不足の時代、子供たちに笑顔と夢を届けたいとの想いがカバヤ食品の原点なのだそうです。
実際うちの母たちのように、送られてくる児童文庫をワクワクしながら読んでいた子供たちがいて、本当に夢や希望を届けていたんだなあ。
母の話で興味を持ってなんとなく調べてみた結果、とても素敵な企業精神を持っているんだなと知り、よくあるチョコレートメーカーだと思っていたのに、イメージがすっかり変わりました。
これからも応援します!
とりあえず、またチョコレート買ってこよう(^^)
(今回カバヤ食品しか調べなかったけれど、ほかのお菓子メーカーも「子供たちへ」という精神があると思います)
さて、そのカバヤ児童文庫ですが、岡山県立図書館によりデジタル化され、インターネットで誰でも読めるようになっています。
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