クエン酸と重曹とセスキ炭酸ソーダ、話題になった頃にとりあえず買ってはみたものの、うまく使いこなせていません。
掃除中にどれを使えばいいのか、時々分からなくなって手が止まってしまう。
悩んでいる時間がもったいないという事で、あらためて使い方を確認していきます。
クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダのphと汚れの性質
まずは、汚れは反対の性質で中和すると落としやすくなるという事を踏まえて…
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れに効果的。
アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダは、酸性の汚れに効果的。
…という事ですよね。
それでは、ひとつずつ見てみましょう。
クエン酸
クエン酸のpHは2~3。
アルカリ性の汚れ(水あか、尿石、石鹸カス、電気ポットのカルシウム汚れ)落としに使います。
使い方は、クエン酸水をスプレーしたり、ペーストで汚れをパックしたり。
サビ落としにも効果がありました。
クエン酸水の作り方
クエン酸 小さじ1/2
水 100㏄
上のふたつをスプレーボトルに入れ、よく溶かす。
クエン酸ペーストの作り方
クエン酸5:水1ぐらいの割合で、様子を見ながら調整してください。
出来上がりのイメージは、なめらかなクリーム状です。
水分が多くゆるすぎると効果が薄れます。
クエン酸を使う時の注意
なにかと使い勝手の良いクエン酸ですが、塩素系洗剤と一緒に使うと有害なガスが発生します。
混ぜるな危険!
重曹
重曹のpHは8.5で、弱アルカリ性になります。
キッチンの油汚れ、ドアの手あか、血液汚れなどに効果的。
使い方は粉のまま研磨剤として使ったり、重曹水のほかペーストにしても使います。
重曹水の作り方
重曹 小さじ1
水 100㏄
上のふたつをスプレーボトルに入れ、よく溶かす。
重曹ペーストの作り方
重曹2:水1の割合で、最初は水を少しずつ加え様子を見ます。
汚れに密着するので頑固な汚れを落とすのに最適です。
なお、水をハイターに変えることにより、衣類の黄ばみ落としやカビ取りなどに効果大です。
重曹を使う時の注意
重曹の粒子により細かい傷が付く事があります。
白木や畳、アルミ製品などに使うと、変色や素材を痛めるなどの恐れがあります。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダのpHは9.8で、こちらも弱アルカリ性です。
重曹よりもアルカリ性が高いため、重曹では落としきれない鍋の焦げ落としなどに効果を発揮します。
セスキ水の作り方
セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
水 500㏄
上のふたつをスプレーボトルに入れ、よく溶かす
セスキ炭酸ソーダを使う時の注意
重曹と同じく、白木や畳に使うと素材を痛めたり変色する事があります。
床掃除で使う場合もワックスを剥がしてしまう事もあるようです。お気を付けください。
クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ、3つの違いをまとめました。
百均でも買えて経済的、しかも天然素材で安心して使えます。
私もさっそく明日からの掃除に使っていくつもりです(^^)
天然素材とは言え、手荒れが全くないとは限りません。
使う時は念のため手袋を着用してください。
ところで、余ったクエン酸水やペーストなど、捨てるのはもったいないと思いませんか?
私は最初のころ、余った分は次のお掃除に使おうとボトルにいれたまま保管していました。
「せっかく作ったし次回に作る手間も省けるし良い事だらけ」と思っていたんです。
それなのに、保管は腐る場合もあるのでやめたほうが良いのだとか。
水は腐りやすいですもんね…。
そういう事なので、一度に作りすぎないようにしましょう(私が)(;´∀`)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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