HDDのデータは個人情報の宝庫です
不要になったパソコン、どうしてますか?
捨てるにしてもハードディスクにデータが残ったままでは個人情報が流出する恐れがあり、簡単に廃棄は出来ません。
ブックマークや閲覧履歴が流出するのはまだしも、クレジットカードや銀行の情報、登録サイトのアカウント情報やログインパスワードなどなど。
もしも流出してしまったら、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
廃棄する前にはそれらのデータを消さなくてはいけません。
よく言われるのは、「ゴミ箱を空にする」や「初期化する」だけでは消えていないという事。
表面では消えたように見えても、後から復元することが可能です。
ではどのようにして消したらいいのか? 選択肢はいくつかあります。
データ消去の方法
- データ消去ソフトを使う
- 家電量販店、パソコンショップなどのデータ消去サービスを利用する
- 自分で分解する
ひとつずつ見ていきましょうか。
まず、1「データ消去ソフトを使う」
これの問題は、パソコンが壊れていたらデータ消去ソフトが使えないという事。(家はこれです…)
続いて2「データ消去サービスを利用する」ですが、お店によって価格の違いがあるものの、料金が3,300円(税込)ぐらいかかります。
私が一度利用したときは、穴を開けて物理破壊してくれるという事でした。
目の前で開けてくれるわけではなく、消去しましたという証明書もありません。
お金ももったいないし、(信用してないわけではないのですが)やっぱり壊れたのを自分の目で確認したい!
そういうわけで今回は、3「自分で分解」作業をすることに。
ちなみに、HDD物理破壊装置も売っています。
40万以上するので、個人で買うのは厳しいですね(>_<)
アマゾンにもあります。
こちらは30万円弱で、動画で使い方も紹介されています。
意外と簡単! HDD分解方法
上の商品を購入しなくても、自分で分解作業は出来ます。
用意したもの
- トルクスドライバー(星形ネジ用のドライバー)
- 手袋
- ペンチ
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
プラスドライバーはパソコンの外側のパネルを外すのに使用し、マイナスドライバーは蓋をこじ開けるのに使用しました。
何しろネジが多いので、素手でドライバーを使っていると手の皮膚がむけてきます。
私は最初のころに素手で作業していて、気付くと手の皮がむけていました。
そうならないように、手袋は必須です。
思わぬ怪我の予防にもなりますしね。
分解方法
ハードディスクをパソコンから外していきます。
パソコンの側面を開け…
家のパソコンのハードディスクは一番下のリングが付いている引き出しみたいな所にありました。
プラスドライバーでネジを外して引き出し、ハードディスクを取り外します。
埃がすごい💦
取り出したハードディスクです。
見えているネジを外していきます。
ここからのネジは星型の特殊なネジなので、トルクスドライバーを使います。
私はホームセンターで1,000円ぐらいで購入しましたが、簡易なものが百均にも売ってるかもしれません。
まずは、T9のドライバーで見えてるネジ8個を外します。
シールの下にも隠されている事が多いので剥がしてみましたがこのHDDにはありませんでした。
見えてる分だけだったようです。
ネジを外したら、隙間にマイナスドライバーをねじ込んで蓋を開けます。
鏡のようなディスクをプラッタというそうです。
ここに記憶されているので、これも外したいと思います。
赤丸部分のネジ9個、T6とT5を使って外しました。
このハードディスクには2枚のプラッタが入っていました。
2枚目が外しづらくて、ペンチでプラスチックの部品をちぎったり、レコードの針みたいなのを曲げようとしてみたり。
最後は力業でなんとか外せました😅
外した2枚。
左のプラッタには傷がついてますね。
どうしても外せなかった、あの2枚目です。
外せないなら傷をつけてしまえ!とマイナスドライバーで傷だらけにしたものです(^^;
このプラッタ2枚は、裏も表もしっかり傷をつけて廃棄する予定です。
気を付けて欲しいこと
この後叩き割る方もいらっしゃるかもしれません。
プラッタはガラス素材のものもあるので、そのままハンマーで割ると危険です。
私は怖いので割りませんが、もしも割るという方は、怪我をしないように不要な布などでくるんだ上でお願いします。
分解してみて思ったこと
今回使ったトルクスネジ、T9とT6とT5でしたが、もしかしたらHDDによって違うかも??
時間にして、30分ほどで分解し終えました。
分解した物は、私の所では不燃ごみとしてゴミステーションに出します。
自治体のルールに従ってくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
コメント